HERITAGE

長年公私に渡る親交があったテーラーの岩崎とスタイリストの部坂が、それぞれ培ったキャリアを反映したのが『奇商倶楽部』です。スーツの専門家とスタイルの専門家である2人が営む仕立て屋は唯一無二です。創業者2人自身が豊かなライフスタイルを送れることを勤しんでいるため、上質なスーツを誂えることは無論のこと、映画、音楽、食、スポーツを紐付けた、バラエティに富んだ楽しみを提供できることが『奇商倶楽部』の強みです。

 

店名『奇商倶楽部』は、英国の作家G・K・チェスタトンの小説にあやかりました。原作では、前例のない独創的な商いによって活計を立てていることが入会条件となっており、集まってくる個性的なキャラクター、そして倶楽部を舞台に奇想天外な事件が起きます。確固たるスタイルを提供し、かつ一家言持つ人々が集まってくるようなユニークな仕立て屋になることを願って『奇商倶楽部』と命名しました。

 

店舗を構える日本橋は、五街道の起点として江戸の交通、商業の中心として長年栄えてきました。江戸城のお膝元であり、現在もそれぞれの分野に特化した老舗が残っています。創業者が共に長年日本橋に縁があった経緯から、『奇商倶楽部』を設立するのはこの地以外に選択肢はありませんでした。居を構える物件が見つかるまで半年ほど要しましたが、この歴史ある日本橋から全国へとスタイルを提供することが『奇商倶楽部』の使命です。